ヨギーニmayuさん モークシャへの道!

ヨガ、セラピー、宇宙、ヒーリング、文章。旅その他つれづれとかいています。

<書評>発酵文化人類学を読んでみた〜発酵を深める〜

今年の1月に発酵について深く興味を持ち始めて、甘酒などを飲む習慣を持ちいまでもできるだけある時は甘酒を飲んだり、お味噌汁を飲むようにしています。

1月ほどのブームは途絶えましたが、できるだけ発酵食品を意識的に摂ること

を続けようとしています。

おかげさまで、疲れにくくなっているような気もしています。
日々、無理もしていないのもありますが。

今日は「発酵文化人類学を読んだのでその書評などをば。


 


発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ


まず、この表紙がとってもかわいらしい。なかなか品切れも多いそうで

先日仙台に帰省した時ふらりと入った本屋さんで見つけ

「今買うしかない!」みたいに思って買いました。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが書いています。

非常に読み応えがあるし、百科事典みたいにくわしい。

▶︎小倉ヒラクさんってどんな人?

 

hirakuogura.com

多彩すぎるので、まとめて書いてくださっています。

もともとアートディレクターをされていたこともあり編集力が

すこぶる高いし、パリに行ったり、卒業後ゲストハウスを経営したり

行動も極めて面白い方なので、深く広くできるかたっているんだな!

面白いものの見方だなーととても尊敬しています。

 

▶︎ご自身が免疫力が低めだったことから発酵の道へ

私自身ももっともっと文章を書いていた時、やっぱり体調はいつもよかったとは

いいがたいし、デザイナーさんというのはもっとですよね。

ラクさんご自身も本で書かれていますが、20代半ばでデザイナーを

頑張りすぎたところ、「目が覚めているんだけど血圧が低すぎて体を起こせない

、喘息で夜も眠れないといったところでたまたま味噌屋の娘の会社の後輩と

彼女の大学時代の恩師の発酵学の権威でもある小泉武夫先生に会いに行ったのが

きっかけ」

そしてそのときに「お前、免疫不全で体質弱いから発酵食品食わないと死ぬぞ」

と指摘されたことがきっかけだそう。

https://www.houdoukyoku.jp/posts/18247 (←こちらに詳しく書いてあります)

 

▶︎「発酵」と「文化人類学」との関係とは?!

小倉さん自身が、早稲田大学文学部で「文化人類学」を学んでいたそう。

そもそも、文化人類学っていうのがわかるようでわからないですよね。

いろいろとみてみると人間の生活様式(生活や活動)の具体的なあり方を

研究する人類学の一分野wikipediaによる!)とあります。
ラクさんは日本全国様々な土地でのフィールドワークなども行っていますが
これも文化人類学の一環というか、日本だけでなく世界中で様々な

発酵の歴史がありますからこれを一つ一つ紐解いていくという膨大な研究を

されていて、それでいてわかりやすい文章(結構個性的なんだよね!)

を書いてくれているので難しいだけでなく、「へーそうだったんだ!」

ということがいっぱいあるのです。

▶︎見えない菌の世界をデザインで見えるようにしていく

私たちの体もそうなんですが、ものすごい数の菌(何兆っていう

レベルなのかな?一説によると100兆個なんだとか途方もない数!)

がいるわけですよね。でも、わたしたちはまるで「無菌状態」のように

して生活している。日本人(もちろんわたしも)はとっても清潔好きですしね。

でも、本当は菌だらけやん!みたいなのがとても不思議ですよね。

見えない微生物が見えるようになったら、もうすこしなにか味方になって

くれるような気がしますよね。

ヨガでもよく「見えないものの存在」なんていいますが、常在菌だけを考えても

「見えてないけど実はある」っていうものはいっぱいあるので

これを理解することというのは様々な助けになる気がします。

▶︎2019年4月 渋谷ヒカリエで47都道府県の「発酵食品」が集結!

 

prtimes.jp

「Fermentation Tourism Nippon〜発酵から再発見する日本の旅〜」開催概要】
2019年4月26日(金)〜7月8日(月) ※会期中無休
入場無料
会場:d47 MUSEUM(www.d47museum.com)
時間:11:00〜20:00(最終入場19:30)
主催:D&DEPARTMENT PROJECT
協賛:株式会社環境ダイゼン、株式会社ビオック・株式会社糀屋三左衛門 ※現在も募集中
協力:ALL YOURS
※開催詳細はhttps://static.d-department.com/jp/fermentation-tourism-nipponにて随時更新

これは私もとても楽しみにしているイベントです。全国のどんな発酵物を

見ることができるかな?と思っています。

 

▶︎外側にあるものと融合するか腐敗するのか?

発酵とか熟成ってとても不思議だと思うんです。

人間にとってうまくいけば「発酵」した状態だといわれたり

「熟成された旨み」などと言ったりするけれど

人間にとって失敗と判断されたら「腐敗している」とか「腐ってる」

などといわれ食べられたもんじゃない。

もちろんそれはチーズなどでもそうなんですが、人によって

腐敗か熟成かっていうのは結構曖昧なところもあるかもしれない。

癖のあるチーズを美味しいというのか、臭くて食べられないというのかは

人それぞれだったりするのと同じように。
違和感があるものを「敵」とみなすのか、「面白いかも!」と感じるかで

腐敗に向かうか、熟成に向かうかが変わってくる。

けっこう単純なようで奥深いですよね。

ヨガっぽい。かといって、誰でも関わりなんでも旨みに変えちゃう、

っていう上級者にはじめからならなくてもいいかと思うんですよ。

ちょっとだけ癖のあるものをいれて、旨みを増す、くらいでも十分で

はじめは意識して善玉菌を増やそう、みたいな感じにしていくと

いつのまにかいい状態が出来上がって、そのベースができたら

きっと今度はこれも大丈夫、あれもいけるかも、となっていって

最終的にはどんなコラボもいける(そこまでオールマイティに

なるかはわからないけど)というふうになるかもしれない。

 

▶︎菌を知ることは世界を知ることだ?!

菌を知るということは、この世は人間だけじゃなくて

いろーんなものがあって、小さなものや微生物なども絶妙にまじりあって

自然界とか見えないものとか、動物とか、植物とかわりとすごく

関わりあって生きているのです。そう考えると「ひとりぼっち」とか

いってはいられないというか、全然一人どころじゃなくて

何兆も仲間がいたりするから安心していいよ、という気がしてきます。

そして「いいものを食べると体にいい」ということの

本当の意味がわかるようになる気がします。

食べるもので作られるなら、素材などいいものだとしたらやっぱり

わたしたちの体もメキメキとよくなったり、考え方がポジティブに

なったりすることだってあるかもしれないですよね。

悩み深いときには微生物に想いを馳せるとよいかもしれないです。

 

◎今日のまとめ◎

発酵文化人類学は、人間界だけでなく地球や宇宙、世界など

もっと大きな視野で人間もその一部だ、くらいにおもうきっかけを

くれる本。味噌作りをしてみようとか、自分の地域の発酵食品を

食べてみようとか、あるいは興味がある場所の発酵食品を食べてみようとか

どんどんと広がりを見せていくかもしれないです。

ひとりぼっちじゃないんだよーと微生物さん(納豆一粒一粒)を見ると

気がつくかもしれませんね。

 

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春も近づいているからか、ありがたいことに
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通常は都内にすんでおります。

(日にちなどご希望あれば、お早めにご連絡ください。)

また、ときどき
実家のある仙台、その近郊でもセラピーを出張します。

ヨガもセラピーも出張の場合、もしくは主催者

もしくはオーガナイザーさんにおよびいただく場合とあります。

人数が多いとお値段応相談の場合もありますので
お気軽にお問い合わせください。

ヨガの場合は出張だとだいたい6000円〜

(時間や人数などで変わります。プラス交通費をいただきます)

 

(詳しくはヨガ・セラピーともにお問い合わせください。
アクセスバーズももちろん可能です。)