最近の投稿をご存知の方は、わたしがすっかり健康にいい食生活を
行うようになり、チョコレートやお砂糖の代わりに
甘酒を飲んで、菌について考えることになってしまっている
不思議なことをご存知かもしれません。
友人と発酵ランチを食べに行った時ふとその話をすると
それだったらこの本を読んでみるといいよ、とすすめられました。
▶︎寺田本家の23代目 寺田啓佐(てらだけいすけ)さんが書いた「発酵道」
自然派の方やヨガをされている方、食に気をつかっているひとなら
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「寺田本家」というお店の名前は。
千葉県香取郡にある、酒蔵です。23代目、ということは
330年以上続く歴史ある蔵なのです。
とはいえ、ちょっと前までは「食」にさほど興味がなかった
ため、「有名な自然派のお店なんだろう」とそのくらいしか
わかっていなかったのです。実際に本を読んでみると
思っていたこととはいい意味で異なることが書いてありました。
▶︎微生物の生き方を通して人間の本当の生き方はどうあるべきか?
ミクロの世界から私たちが学ぶことがある
婿入りした啓佐さんでしたが、売り上げも上がらず
はじめは儲けを追求しようと利益の出る三倍増醸清酒というものを
つくって添加物を入れて美味しくもないお酒を作ったりもしました。
しかし何をやっても空回り。自分だけが頑張っていると思い込み
周りはどんどんとやめていきました。そして啓佐さんご自身も
腸が腐って入院することになってしまったのです…。
▶︎置いておくと腐るけど、発酵すると腐らない
要するに会社の経営がうまくいかず大きな借金を抱えている
ということ=腐っているということ。
どうすれば腐らなかったのだろう?とそこから啓佐さんは
真剣に考え始めます。発酵と腐敗のメカニズムは同じで
どちらも微生物が関係しています。
人間にとって有益なら「発酵」有害なら「腐敗」と呼ばれてしまいます。
たしかに、これはとても不思議なことですよね。
そして一つの結論に達します。
「蔵は金を得るためにあるんじゃない」
「酒造りに有能な微生物が楽しく働ける場を整えればいいということ」
こんなことに気がつきます。
▶︎「発酵のための環境に大切なこと」人間の言葉と意識もその一つ
微生物や菌のバランスも発酵には重要ですが
他にも人間が発する言葉「うれしい」や「楽しい」であったり
「ありがとう」という言葉かあるいは「この野郎」や
「どうせ自分なんか」というのでは全く異なってくる。
また、「儲けよう」「利益を得よう」という意識と
「みなさんのお役に立つように」といった意識では全く違う
環境が生まれてくるのだといいます。
言霊(ことだま)というわけですね。
たしかに「意識」や「どんな言葉を発するか」というのは
その後の世界を作りますので人間も微生物がたくさん集まってできたもの
ですから結局発酵のための微生物も同じことなんですね。
▶︎寺田本家のお酒あれこれ
今では無農薬のお米から作られたお酒もいくつかあります。
たしか小倉ヒラクさんはとってもファンキーな、いわゆる常識を覆す
ような味だということを書いていたような気がします(うろ覚え!)
お酒が飲めない人は飲むヨーグルトみたいな植物性100%の
お米の甘酒もありますー。乳酸菌が生きているー。
これくらいいい微生物の酒粕なら、何か作ってみるのも
いいかなー?と興味が湧いています。
▶︎発酵を知ることで人間の中身もわかる
これからの生き方につながることは?
本の感想とずれてしまうかもしれませんが、数年前味噌作りをしに
いったとき実は何にも興味が湧いてきませんでした。
おもしろくないなー。と思っていたんです。
でも、1月に胃腸の調子が悪くなったことを機に(一日だけだったのですが)
急に「菌!」というメッセージが飛び込んできたのです。
微生物の世界を知ると「私は一人だ」「私は孤独だ」と言っているような人も
人間という単位で考えると一人だけけれど、微生物の単位で考えたら
100兆を超える微生物が体内にいるのだそう。
ということは、100兆って全く孤独ではないですよね(笑)
笑ってしまいます。すごく大人数やん!ということになります。
すごくミクロの単位にすると、かなりの微生物が協力しあって
生かされているとでも言えるかもしれません。
例えば、誰かと仲良くなったり恋人と付き合ってだんだん似てきたり
あるいはケンカが絶えなくなったりするのも微生物同士が
なにか反応をしているからなのかもしれません。
人気者の微生物をほんのすこしいただいて、あやかりたいとおもったり
あーそっか!好きなアーティストと握手をしている時には
微生物が!交換されているんだ、と喜ばしく思ったり。
ミクロの単位ですとものすごい数の微生物が交流しているんですね。
意識をほんの少しだけ変えるだけで善玉菌が優勢になったり
体の調子が良くなるというのも頷ける話です。
そして、それは発酵の食べ物を通しても変化することができるということを
身をもって体感している最中です。
もちろん、善玉菌があれば悪玉菌も必要なわけで
いい状態になっていれば少々の悪玉菌はいいものにすぐ変化しますし
発酵というのは本当に奥が深いなとつくづく感じています。
◎今日のまとめ◎
発酵というのは人間もものも同じ。放置して腐らせるのではなく
どうしたらよい発酵になり熟成されるのか
微生物単位で考えることが大切。そして時に人間の意識や
発する言葉の大切さにも通ずる。
良い言葉を発し、よい発酵食品を食べて、良いものを見て。
よい酒蔵にいってみて、発酵の世界、人間の世界を知ろう。
⭐️まゆさんのヨガ&セラピー
お問い合わせはmayuchi22@hotmail.com
まで。スタジオ、もしくは出張ヨガやアクセスバーズ、
オリジナルセラピーなども行っています。
春も近づいているからか、ありがたいことに
お問い合わせも多いのですが、
通常は都内にすんでおります。(日にちなどご希望あれば
お早めにご連絡ください)
また、実家のある仙台、その近郊でもセラピーを出張します(交通費別)
ヨガもセラピーも出張の場合、もしくは主催者
もしくはオーガナイザーさんにおよびいただく場合とあります。
人数が多いとお値段応相談の場合もありますので
お気軽にお問い合わせください。
⭐️お知らせその2
2月22日久しぶりに「千葉市科学館」きぼーるにて
プラネタリウムの星空ヨガを行います。
前回に行いました場所と同じになります。
チケットは千葉市科学館にて直接お求めいただけます。
60席あっという間に売り切れてしまいますので
おはやめにご購入頂きますようよろしくお願いします。