ヨギーニmayuさん モークシャへの道!

ヨガ、セラピー、宇宙、ヒーリング、文章。旅その他つれづれとかいています。

ふりをして成せ。

ヴェーダーンタでいわれる「与えること」と「祈ること」
なかでも「与えること」というのはけっこう人によってはハードルが高いのではないかなと思うのです。

例えば、「与えるといったって生活があるじゃないの!今月の家賃だってままならないよ」
「そんなこと言ったって綺麗事でしょう?」
「ここまではできるけれど、これ以上はできないなぁ」と不安に思うことありませんか?

そして、その不安が実際に起こったことってありますかね?

そうなんです!案外とその不安というのは現実にはおこらないし、妄想で、「起こるかもしれない」ことで不安がいっぱいになっていたりします。
ヴェーダーンタでは不安は無知からくる、と言われています。勘違いから起こってくることが多いのですね。
これは知識を知ることで、識別ヴィヴェーカ・ヴァイラーギャが起こり、価値構造が変わることでしがみついていた
ものや、出来事、執着といったものから自然と手が離れることもあります。
価値構造が変わらないと変化することができないので、聖典を学んだり、サットサンガで理解を深めたり、
プージャーでお祈りをしたりします。

私自身は、プージャーをするようになってからなのか、勉強を続けているからかわからないのですが
謎の不安みたいなものがとても減ってきて楽になってきています。
無知が少し落ちているのかな?と思いますが、そのときにいつもはできないことをもうすこししてみよう!と思えるのかもしれません。

スワミダヤナンダジの動画で見たことがあるのですが、
自転車に乗れるようになるにはどうしたらいいでしょうか?という質問の答えは
「自転車に乗ってみる」しかないですよね!
自転車に乗ることを妄想しているだけではやっぱり乗れるようになれません。
どうなるかわからないし、転ぶかもしれないけど、やっぱり乗るしかないわけです。
恐れや不安がいっぱいのときにはそれができないかもしれませんが、祈ることでなにか内側の強さがうまれたときには
「よーし、乗ってみるか!」と思えるかもしれません。きっとその時には乗れるようになるのだと思います。
(練習は必要だし、転ぶこともあるかもしれないけれど)

もちろん、不安な時には無理にしろといっているわけではないし、きっと勉強をしたりプージャーをしたりしているうちに
(もちろんヴェーダーンタの勉強だけに限りませんが)いつのまにか恐れが消えているのかもしれません。
ぜひその時にはやってみましょう。

そして、どうしてもたちゆかないとか、苦しいとか、そんなときには無理をせずに
きちんとした相談相手をみつけて(ヴェーダーンタだったら先生とか、拠り所となる人)相談することで
今必要なことがわかるのではないかなと思います。本当にどうしようもない時に、与えるとか、無理をすると言っているのではないので
その適切な人に相談して、必要な行動を取っていくというのも大切なので、それも忘れないでください。

ふりをして成すということなのですが、勉強していて、プンニャが実ったり、時期が来たりすると
その言葉が理解できるのだと思っています。
ではでは。

✳︎まゆさんのヨーガ&セラピー
mayuchi22@hotmail.com

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ご希望に応じてオンラインを中心に行っています。今までの生き方だとなにか物足りないな、虚しい、
と感じた人は、もしかしたらヴェーダンタの入り口に立っているかもしれません。
伝統的な教えに基づく形で学んだことをシェアしていきます。とても穏やかで楽しい時間です。

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