ヨガマットの選び方と扱い方、後編ですー。
前回は、「ヨガマットの選び方」について書いてみました。
今日は、「ヨガマットを買ったらはじめにすること」のテーマで後編です。
1、初めてのヨガマットは素材をチェックして水洗い!
初めてのヨガマット。
やっぱり新しいヨガマットは嬉しいしテンションも上がりますね。
いそいそとそのマットを持ちスタジオへ。(もちろん自宅で
練習してもいいのですが!)
いざ練習を始めたら
「アレレ?ポーズをしようと力を入れて踏ん張ると手や足が滑る…。
どうしよう」ととても困ったことを覚えています。
実際に立位のポーズ
(立っているポーズを立位(りつい)、座っているポーズを座位(ざい)といいます)をしていると、思いがけず足がずるっと滑ることも。
少し滑るだけならまだいいのですが、急に足が滑り広がり、不安定な形になると、怪我などの危険もありますよね。うーん。マンダム。
どうしたらいいのでしょうか?
そもそもなぜヨガマットは滑るのか?
なぜヨガマットが滑るのかというと、ヨガマットって表面がコーティングされているものが多いからなのです。
ヨガをしていると体質にもよりますが、大抵、手足に汗もかくことも滑り原因の一つ。すべてのマットではないのですが、表面の素材がポリエステルな場合もあるので滑りやすいかもしれません。
ヨガブランドのヨガマットは、多くの場合、素材は「天然ゴム」です。
この場合は、お風呂などでマットを一度きれいに水洗いします(ボディソープなどで洗ってもOK) また、「激落ちくん」のようなメラミンスポンジなどで洗うという方法もありますね。
もし一度洗ってもまだ滑る場合は、一度素材を確認してみましょう。
(お値段が安めのものは素材がポリ塩化ビニールで出来ている場合もあり、その場合は丸洗いができないので気をつけて下さい)
何回か使っては洗う、つかっては洗うを繰り返すとすこしずつ使いやすくなります。わたしの場合は3回くらい洗うと大体つるつるしなくなっていました。(※個人差があります)
また、逆に何年も練習を続けてたくさん使いこんだヨガマットも表面のでこぼこが磨耗して滑る場合もあります。
例えば、何度やってもずずっと足が滑ってポーズが安定しない、今までは安定していたのに最近滑ってしまう、という場合はマットを確認してみましょう。そして、傷んだマットは座るポーズや呼吸法、瞑想のときだけ使う。2軍のマット(旅行のとき持って行き荷物を少なくするためにもうそのままお別れして捨てて帰ってくる、など)にする、と用途を変化させてみてもいいかもしれません。
滑ってしょうがない
そんなときはヨガラグを敷いてみる
マットを水洗いしたのに滑る。
「そもそもが汗かきだから、滑ってしょうがない」という場合。
そんなときは、ヨガマットの上にヨガラグを敷くということもできます。
ヨガラグとは?
チンファン(ChinFun) ヨガラグ ヨガタオル 滑り止め マイクロファイバー 収納ポーチ付き グレー
こんな感じで、ヨガラグマットという感じです。滑り止めが付いている場合も多いのですが、滑るマットの上に敷きます。
ひとそれぞれ好みの色や素材もあると思うので、緊急対策としてひとまずはバスタオルを敷いてみる!というのでもアリです。
いろいろ書きましたが、ヨガの先生によっては、「ヨガマット」は大きさも決まっていてその中でポーズをとるということが意識的に制限を生んでしまう気がするのでヨガマットを使わない、バスタオルで行う、という先生もいます。例えば、室内でヨガを行うことは決まっていて、フローリング以外の滑りにくい床(初めから何か敷いてある時)の場合は、ヨガマットを使わないという場合もあります。
もともとヨガマットの誕生は案外と偶然です。
いわゆる「アイアンガーヨガ」の生みの親でもあるアイアンガー先生が東洋のじゅうたんの上でヨガのデモンストレーションをしていた時に滑ってしまい、生徒さんがそのじゅうたんをとったところ残ったのがパットで、それが元で作られた、とも言われています。
アイアンガー先生は、こんなお顔をしています。
映画などで見たことがある方もいるかもしれません。
いろいろ書きましたが、最終的には好みもあります。
ヨガスタジオなどで物販をしている場合もあるので
手にとって眺めて自分に合うものを探してみてくださいね。
ヨガマットもヨガと同様、種類が豊富です。
重さや厚み、大きさ。そして色やデザイン。
匂いなど気にする人もいるかも。
TPOに合わせて、「ヨガの練習の時間も、色で元気をもらいたい」という気持ちでカラフルなものを選んでもいいですし、今日は穏やかな気持ちになりたいと落ち着いた色合いを選ぶ日があってもいいですよね。
何枚(何本という言い方もするかな?)か使い分けても楽しいです。
前回も書きましたが、わたしは7年以上ずっと同じ
黄色のヨガワークスのトラベルヨガマットを使っていました。
初めて買ったマットだったから嬉しかったというのもあったし、一年に一枚ずつ、新しいヨガマットを買ったって良かったのだと思いますが、なんとなくその黄色が自分の分身に思えてずっと使っていました。
当時は、鎌倉に引越しをして、私生活でも一からのスタートになり、変化が多かったので相棒のような気持ちでした。
嬉しいときも悲しいときもそばにいるような存在で、ずっと一枚のヨガマットを使い続けました。
現在は実家と今住んでいる場所、どちらにもマットを置いています。
初代の黄色のヨガマットの後は、ハガーマガー(Hugger Mugger) 紫のヨガマットと、ヨガワークスと小林愛さんがコラボした黄緑の二色を持ち運ぶときには持って行っています。どちらもトラベルマットではないのに、それまでのものよりは軽いです(なんだったんだろう 笑)
ハガーマガー(HUGGER MUGGER) ネイチャーコレクション タパスウルトラマット(6mm) オーシャン
◎まとめ◎
ヨガは普遍的なものであると同時に、ファッション、流行としてのヨガにもなっています。ヨガグッズを楽しむ、というのは現代のヨギーニだからできることかもしれません。
わたしは宇宙とかヨガ哲学とか、”ヨガの本質”を考えることも、好きですが、ヨガの智慧とは何千年と伝わるものなので、生きているうちにすべてがわかるというところまではいかないかもしれません。昔は頭でっかちになっていた時もありますが、流行を楽しむ、というのもいいかな?と思えるようになってきました。
もう少しで平成も終わります。
21世紀ならでは、現代のヨギーニとしての楽しみも大切にする、というのも自然でいいのではないでしょうか?
とはいえ、インドのアシュラムのヨガスタジオのマットは犬にかじられてボロボロだったし、おしっこもかかっていたし、なんか臭かったしw
それでもちゃんとヨガできましたから(笑)
究極を言えば、マットはなんでもいいんですよ、という
矛盾した言葉もあえて付け加えつつ…。
ヨガマットに迷っている人には、
こんな選択肢もあるんだよということが伝わったら嬉しいです。
自分へのご褒美に「いまの自分が選んだ一本」の
ヨガマットをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
では、また!Mayuでした!