ヨギーニmayuさん モークシャへの道!

ヨガ、セラピー、宇宙、ヒーリング、文章。旅その他つれづれとかいています。

フォートコーチンにて

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インドのケララはフォートコーチンのホテルにて。

ケララは割とインターネット環境が遅くて昨日までいたアシュラムは

まったくほぼインターネットが使えませんでした!
近代文明がないとなかなか心細いものですねぇ。

お世話になったアシュラムはとってもいい方達ばかりでしたが

砂まみれで動物がいっぱいいて、田舎で。

とってもシステマティックな生活でした。
スワミジはみんなから慕われていて素敵な人でしたが

布一枚でものなどは構わない生活をしていました。

ほんとうに浮世離れ、というかヨガの人なのだと思いますが

きっと日本で見たらびっくりすると思います。

わたしも初日は案内されながら面食らっていましたもん。



ヨガができてアーユルヴェーダを受けられてすごく幸せ

だったのでしたが、いかんせん自由が大好きでふわふわ族のわたしには

すこしドメスティックすぎたのと、やっぱりアーユルヴェーダとはいえ

病院でしたから、なんとなくですね。気が悪いというのかな。
そんなことをいってはいけないのだろうけれど、お部屋も暗くてですね。

アーユルヴェーダも暗い部屋でふんどし一丁ですから

けっこう惨めな気持ちにもなったりしました。

あと、アーユルヴェーダって少し強いんですよね。

マッサージが。だから、なんというのかな
わたしにはいろいろtoo muchでした。

朝5時から起きなきゃというプレッシャーとか

英語が思ったようにでてこないうえにインド英語や現地の言葉に

面食らったりしまして、予定より早く
アシュラムからは出ることにしました。

 

みんなよいかたで大好きでしたが、どうにも自分に無理をしていることが

わかったのも、遅れてきた8年間そこに通う女性が

「あまり楽しんでないな」とわたしをみてピンときたのだそう。

あたりあたり。すごくストレスを溜めちゃってました。

やー。インドまで来て何やってんだ、と思いましてね。

ヨガって人との関わり合いなのですが、すこしばかし

わたしにしては近すぎるというか、インドはとくに

お節介でお世話の国なんですね。

 

6日目に「なんかもうだめだー」と思いました。

余白っていうのがどんどん自分の中になくなってきまして。

もうお休みにして寝てたんですよ。そしたら

朝6時半に、閉めてる扉を打破してチャイを持ってくる人がいたり

いろいろでしてね。もー!!一人にして。困ったよ!
って感じになりましたw

もちろんみなさんお優しくてピュアできらきらしていまして

悪い人なんて一人もいません。

でも、なんというか距離が近すぎたのとスタンス、スタイルの違いが

ストレスになっちゃったんですね。

とはいえ、終わったことは忘れるようにしています。

だけど、なんというか人にはそれぞれあった世界というのが

あってですね。わたしはすこし都会で、見守るくらいの優しさで

もちろん本当に困ったら助けて欲しいなと思って

そこらへん勝手だな〜なんて思うんですけど

あまりに近すぎるとなんか息苦しいっていうのかな。

普段もう10年以上、病院など行ってませんからね。

アーユルヴェーダとはいえ病院でしたので

なんというかなにかほんの少しの異変でも「どうしたの?」

と言われるのはもう窮屈になっちゃったんですね。

ビーチも近いので正面から砂が入ってきますしw
苦手な動物がヨガスタジオにいて、喧嘩したり

さかったりもしていまして、なかなかカルチャーショックでしたね。

あはは。


でも、これって体験するのとしないとでは全然違いますし。

アシュラムっていうのもいっぱいありますしね。

とはいえ、わたしはもう修行とかはいいかな、って思いましたね。
ヨガをできる贅沢さはありましたけれども、ある程度

自分のペースとスペースっていうのが必要ですね。

 

たしかに社会はビジネスでヨガは関わり合いや愛というものなのですけども

わたしとしては、愛が怖いわけではないのですが、自分のスペースっていうのが

すごくすごく大事なんですね。

インドに来てですね。人との距離感だとか、

忘れようとしてもずっと忘れられていなかったことだとか

そういうのがけっこうあるんだなって気がついてきました。

意思表示をしないとやっていけないので、

いやでもはっきりいうようになってきましたしね。

 

 

インドってですね。すごく押しが強いんです。

断っても断っても「食べるか?」って聞いてきたり

お店の人も話を聞いてないくらい勧めてくるし

本当にはっきり断るのが大変なんです!

 

とりとめもないのですが

フォートコーチンはヨーロッパの雰囲気があってわりと観光地なので

楽ですが、それでも街を歩いていたらいろいろな押し売りの人が

声をかけてきますからね。本当に日本にはないくらいの

勢いで意思表示をしないといけないので、

元気がないときには街を歩けないくらいですねw
日本では、あれほど「インド人っぽくない?」と言われていましたが

インドにいったら全然違いました。

やっぱり肌の色も違うし、彫りの深さのレベルが違うというか

やっぱりどこかからきた人なんですよ。わたしは。

6日たち、山里のアシュラムから離れて都会風の場所にきて
要するにちょっとだけ人との距離があって
コーヒーを飲んだりハーブティーを飲んだりして

わりと日本に近い感じの1日を過ごしてみてですね。

やっぱりスペースって大事だな。って感じています。

完全に修行っていうのはわたしにはもう無理で

代わりに、エンターテインメントのような刺激ですとか

ちょっと加工されたよいインドを作っている感じや

ヨーロッパとの融合だったり

ちょっとずるいんですけれども、そんな中途半端でも

いいのではないか。だってそれがわたしが好きなものなんだもん。

って感じています。

ご飯を手で食べていましたけど、やっぱりアシュラムで限界が

近づいたときにスプーン持ってこられてですね。

あーわたしスプーンでご飯食べたかったんだな、って。

おトイレも手拭きなんですけど、やっぱりトイレットペーパーが

あるほうがいいな、とかですね。

「郷に入っては郷に従え」といいますけれども

やっぱりしてみてダメなものはダメだって気がつくこともすごく

大切ですね。もう場所を移動したのですこしずつ風が吹き抜けていっています。

 

つれづれなるままに。インドはケララ
フォートコーチンのホテルにて。